お店をもっと魅力的にしたい! もっと良い商品を買って欲しい!
お店を運営していく中でこのような事はみなさん常に考えることだと思います。
どうしたらもっとお客様に知ってもらえるのか?商品の良いところを伝えることが出来るのか?
このような悩みを解決するために販促ツールやPOP(ポップ)があります。
お店をよりよくしていくためには、ツールを使った販促活動は必須とも言えます。
では具体的に販促ツール・POP(ポップ)にはどのようなものがあるのでしょうか?
またその特徴はどんなものなのか。
販促活動を始める前にまずはしっかりと覚えておきましょう。
販促ツール・POP(ポップ)とは?
まずそもそも販促ツールとはお店を飾るアイテムたちです。
例えば商品の価格を伝えるプライスカード、どこにどんな商品が置いてあるのかわかりやすくする案内板、営業時間やお知らせを伝えるポスター、飲食店であればメニューなど。
実際書き出してみると、飾るというよりはお店の運営には無くてはならないものです。
商品の売り上げに関わるものや顧客満足度の上昇に役に立つものなど、様々な効果を期待できるもので非常に重要なツールが販促ツール・POP(ポップ)です。
販促ツール・POP(ポップ)の分類
販促ツール・POP(ポップ)を分類していくと大きく分けて店頭販促と店内販促の2種類があります。
違いは設置する場所です。
店頭販促
店頭販促は店舗の外に設置する看板やのぼり、デジタルサイネージ・懸垂幕やバナーなどになります。
イメージ的に少し大掛かりになるものが多いですね。
設置場所が外やお店のエントランス部分になるので、どうしても大きいものや耐久性の高いものになってしまいます。もちろん制作するにもコストがかかるものが多いです。
またデザイン自体はこのお店はどんなお店か? 今どんなセールをしているのか? 期間限定の商品などといったお店全体の売りや今一番アピールしたい事がメインになります。
お店の外なので細かいことを書いても中々読んでくれないので、アピールしたいことを的確に絞って直球で伝える必要があります。
店頭販促の主なツール
のぼり
主にテトロンポンジと呼ばれる生地に印刷した販促ツールです。
一般的には長方形型(600mm×1800mmなど)の生地にチチと呼ばれるポールに通すための袋状の部品をつけたものですが、それ以外にも様々な種類があります。
チチを無くしてのぼり生地そのものにポールを通す袋状縫製や、撥水加工で耐久性の高いもの、カーブ状のものなど、より効果を望めるものもあります。
タペストリー・懸垂幕
お店の壁や専用ポールを使って縦に長い幕を掛けます。
懸垂幕は基本的にかなりの長尺となるため、使用される生地はテント生地など耐久性の高いものが使われます。
タペストリーは壁に掛けたりするタイプが多く、こちらはのぼりと同じようなテトロンポンジなども使用されることがあります。
デジタルサイネージ
電子表示機器を使った広告媒体です。
ディスプレイを使用してデータ(画像や動画)を再生するため、表現の幅が一気に広がります。
まだまだ導入にはコストが掛かるツールではあるが、インパクトは抜群です。
店内販促
店内販促は店内で使うプライスカードやポスター、メニューや商品POP、案内板などになります。
自分たちで販促POPを作りたいと言う場合、こちらの店内POPが殆どだと思います。
こちらは店頭販促と違って、細かなものが多く、一つ一つの効果はわかりにくいものの手を抜くと顧客満足度が一気に減少したり、購買率に影響が出るなど非常に重要なツールです。
さらに店内販促ツールは用途別に2種類に分類されます。
用途としては顧客満足度の向上と購買率のUPです。
顧客満足度を向上する店内ツール
例えばどこの売り場にどんな商品があるかを示す案内板がある。
実際に売り場に行ったときに今ここには何が置いてあるのか。
レジがわかりにくい、価格がわかりにくいなど顧客の不満を減らす、快適に買い物ができるために必要なツールです。
この販促ツールが不十分だと「この店は買い物しずらい」などといった理由から顧客離れが起き始め、結果的に購買数の減少、売上の減少を引き起こします。
恐ろしいのは現場の人間にはいまいちピンとこないことが多いです。
どこに何があるとかお店の人は熟知してるじゃないですか?その感覚でやり過ごしてしまうと顧客は置いていかれます。
そうすると徐々に徐々に客足が遠のいていく…なんてこともあります。
どうしても直接的に売り上げを上げる商品POPやイベント・キャンペーンなどに目が行きがちになりますが、一度下がった顧客満足度を上げることは容易ではありませんし、来店すらしてもらえなくなるとそのチャンスすら失います。
そうならない為にも、顧客満足度を上げるための販促ツールにもしっかり向き合っていきましょう。
よくあるアンケート用紙なども、大きな目的はこの顧客満足度を上げるため、また不満が小さいうちに対応するためのツールです。
先程も言いましたが、現場の人間では感覚が麻痺している要素がたくさんあるので、実際に顧客の声を聞くことは重要です。
購買率をUPさせる店内ツール
商品のアピールPOPやセールPOPなど、実際にPOPを見て「お!これいいね。買いたい」と思わせるのが目的です。
リピート率の向上を目的とした割引券やポイントカードやキャンペーンなどの告知もこれに当てはまります。POPやツールを見たときに、如何に欲しい、買いたいと思わせるかがポイントで、実際に制作するには非常に難しく、やってみようですぐに作れるものではありません。
ですが非常に重要で、効果も高い販促ツールですので何も対策をしていないお店はほぼないと言えます。
以上、販促ツールの種類と特徴を書きました。
お店を運営するには必要不可欠な販促ツール。
この機会に色々と見直したり、新しく制作してみてはいかがでしょうか。