販促POP向け|ネット印刷はどこが安い?A4・A3×100部の総額比較

販促POP向け|ネット印刷はどこが安い?A4×100部の総額比較

「とにかく安く、でも比較で失敗したくない」
販促POPを作りたいけどコストは極力抑えたい。
印刷枚数が多くなると、社内印刷ではコストが上がるのでネット印刷を使いたいけど、どこがいいのか比較することはよくあります。
ネット印刷の料金比較は、納期や紙厚、印刷枚数など条件が少しズレただけで“安い印刷業者”が簡単に入れ替わります。

そこでこの記事では、販促POPでよく使う用紙と紙厚の条件に絞って、執筆時点の最安値のネット印刷の業者を調査します。(最安は入れ替わることがよくありますので、必ずご自身でご確認ください)

記事全体チャート(先に流れだけ)

  • 「用紙(90K/135K)」と「サイズ(A4/A3)」をそれぞれ販促POPの用途で決める
  • とにかく安く刷るなら、納期は“最長”を選ぶ前提で揃える
  • 条件固定で、A4/90K → A4/135K → A3/135K(棚帯)の順に最安を比較
  • 最後に「販促POPの印刷コスト計算|家庭プリントとネット印刷を比較」で、家庭プリントとどちらが得かを最終確認します
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要点まとめ

  • 90Kは壁貼り向き、135Kは商品貼り・カード・棚帯向きで使い分けます
  • とにかく印刷コストを下げるのであれば、納期は“最長”で揃えるのが基本です
  • 送料は1か所納品は無料(共通)。分納(2か所目〜)は追加送料に注意(多くのネット印刷会社がこのような仕様ですが、稀に違うこともあるのでしっかり確認してください)
  • 135K(A4/A3)はベストプリントが最安になっていて、POP用途と相性が良い条件が多いです(執筆時点)
目次

比較の前提として最安比較はサイズ・紙厚の条件を固定で揃える

今回は、条件ごとに“安い業者だけ”を調査し、掲載します。

さらに、とにかく安く刷るなら納期は重要です。
納期を短くすると価格が上がりやすいので、安さ優先なら納期に余裕を持ち、各社の最長納期を選ぶ前提で揃えると比較がブレにくくなります。
ということで、今回は“最安”調査を最優先とし、各ネット印刷業者の“最長納期”で比較しています。

ネット印刷の料金比較を行う条件を販促POPに最適な条件に整える

先に「販促POP向け」の前提を短く整理します。
用紙名や数字が分からないまま表を見ると、比較軸が分からず混乱しやすいからです。

コート90K:コピー用紙より少し厚めで、主に壁貼り用に使いやすい厚さです。
コート135K:はがきくらいの厚さ感で、主に商品貼り/棚帯/カード系に向きます。

今回の比較は、マット紙ではなくコート紙を基準にしています。
理由はシンプルで、コート紙はチラシなどで広く使われる定番仕様のため、一般的にマット紙より価格が安く出やすいからです。
さらに、コート紙は光沢がしっかり出るので発色が良く、売場で「目に入りやすい」POPと相性が良いです。
そのため、POP目的でネット印刷を使うなら、マット紙は落ち着いた質感が欲しいときに向きますが、「まず安く」「まず目立たせたい」販促POPなら、コート紙が無難です。

サイズはA4を基本にします。
ただし棚帯は、長さがあるほど使いやすいので、コート135KだけはA3でも比較します(棚帯1本あたりの長さを確保しやすいため)。

ネット印刷の場合はA3もオススメ

カード類など、1枚の用紙に複数のデザインを入れて印刷→カットを行う際はA4よりもA3サイズの方が加工作業が早くなります。
特に重ね切りなどを行う時は、カット回数をどれだけ省略できるかによって効率が一気に変わります。
一度に多くのデザインを置けるA3サイズは、カット数の軽減に役立ちます。

比較条件

  • 用紙:コート90K/コート135K
  • 部数:100部(固定)
  • サイズ:A4(固定)/商品貼りやカード系、棚帯用途のみA3(135K)
  • 納期:安さ優先のため「最長納期」側で揃える前提
  • 送料:1か所納品は無料(共通)※分納(2か所目〜)は追加送料に注意
  • 価格表示:税込で統一(執筆時点)
部数100部固定の理由

ネット印刷の場合、発注は最低100部からと考えてください。
小ロット印刷も取り扱いはあるところもありますが、はっきり言って単価が高すぎて使えません…
どうしてもきれいに印刷したい!などの理由がない限り小ロット印刷は現実的ではないと考えたほうが良いです。

【A4/コート90K】ネット印刷100部の料金比較

ネット印刷業者納期価格
東京カラー印刷7営業日670円(税込)
プリントパック7営業日670円(税込)
ラクスル7営業日827円(税込)
ベストプリント5営業日1,560円(税込)
いろぷり7営業日1,774円(税込)

A4/コート90Kでは最安値は『東京カラー印刷』と『プリントパックです。

この表は「壁貼り用に回しやすい90K」での最安比較です。
商品貼りや棚帯など“コシ”が必要な用途は、次の135Kの比較も必ず見てください。

A4・コート90Kって一番の定番スペックなんですね。
こうなるとやはり超大手のプリントパックやラクスル、東京カラー印刷が強いですね。
少しだけ高いですが個人的にはラクスルが発注のしやすさやテンプレートの丁寧さの部分で使いやすいです。

【A4・A3/コート135K】ネット印刷100部の料金比較

135Kは、販促POPだと「商品貼り」「カード系」「棚帯」で登場回数が多い厚みです。
100部以上が必要になりやすいのもこの用途の販促POPが多いので、“コスト削減”に非常に効きやすくなります。

棚帯は「横の長さ」があるほど作りやすいので、A3も比較します。

A4で印刷した棚帯
棚帯は長めに印刷したほうが使いやすい

A4サイズ/135K(カード・商品貼り向け)

ネット印刷業者納期価格
ベストプリント5営業日1,560円(税込)
プリントパック7営業日1,650円(税込)
東京カラー印刷7営業日1,650円(税込)
ラクスル7営業日2,572円(税込)
いろぷり7営業日3,311円(税込)
A4/コート135Kでは最安値は印刷通販ベストプリント です。

超大手が安いのかなと思ったらまさかのベストプリントが飛びぬけてきました。
先に書くと、厚紙寄りの135KではA3サイズでさらにベストプリントがぶっ飛ばします。

A3サイズ/135K(カード・商品貼り向け)

ネット印刷業者納期価格
ベストプリント5営業日2,020円(税込)
プリントパック7営業日3,730円(税込)
東京カラー印刷7営業日3,730円(税込)
プリントライダー7営業日3,910円(税込)
ラクスル7営業日5,096円(税込)

ここでもダントツの最安値をたたき出しました。

もう厚紙寄りの135Kの印刷は印刷通販ベストプリント 決め打ちでいいと思います。

理由は単純で、販促POPでよく使う“厚みのど真ん中(135K)”が、納期と価格のバランス込みでズバ抜けて安いからです。

薄めの紙(90K)などはプリントパックなどの超大手がやはりダントツで安いのですが、厚紙寄りの135Kになるとベストプリントが一気に安くなってます。
大手に比べてサービス(商品)数は多くありませんが、販促POP前提で使う範囲なら迷いが増えにくく、サイトもシンプルで発注までの導線が分かりやすいのがメリットです。
わたしもこの記事の比較の過程で知りまして…
販促POPで一番使うコート135Kの安さやサイトの使い勝手が良いところにびっくりして、135K用途はベストプリントを使うことが増えました。

ネット印刷が「安い/高い」が入れ替わる原因

比較がややこしくなる原因だけ押さえます。

納期納期を短くすると価格が上がりやすいです。
キャンペーン・仕様差キャンペーンで一時的に順位が入れ替わること、紙名やオプションの違いで総額がズレることが主な要因です。
分納1か所納品は無料でも、分納(2か所目〜)にすると追加送料が出る場合があるので、分納する時は注意してください。

POP用途の用紙の選び方(壁貼り/棚帯・商品貼り)

迷ったら「どこに貼るか」で決めると速いです。

  • 壁貼り中心で貼り替えが多いなら90K
  • 商品貼り・カード・棚帯など“コシ”が必要なら135K

このような認識でいいと思います。


ただ、わたしは壁貼りやコシが必要ないかな?と思うところでも厚紙(ネット印刷なら135K~)を使うことが多いです。
実際に持つとわかると思うのですが、紙が薄いと折れ曲がりやすかったり、バチバチに固定しないと浮きやすかったりと「なんかしっくりこないな…」と思うことが多々あるので…
あと、細かいところになるのですがラミネート加工を行う時、厚紙の方がパウチに用紙を挟みやすく作業がしやすいです。
ただし、カット作業は紙が厚い分カットはしにくい…

「100部が多い」と感じるときのネット印刷活用法

100部固定で比較していますが、「いきなり100は多い」と感じることもあります。
汎用的な販促POPで、ストック分として置いておけるなら大目に印刷しても問題ないと思います。


また、ネット印刷を“全部まとめて作る”のではなく、テンプレ(枠・共通部分)だけをまとめて刷って、価格や日付など変わりやすい部分は差し替えで運用すると無駄が減ります。
期間限定で、部数もそこまで必要でない場合は、そもそもネット印刷を使う場面ではないと考えるのが良いと思います。


ただ、社内印刷も実際のところ思ってる以上にコストが掛かっている場合が多々あります。
特に販促POPは用紙もコピー用紙ではなく、発色が良いものを使うことも多いので、紙代やインク代がビジネス文書や資料を印刷するよりコストが掛かるので、意外とネット印刷を使うほうが安く済み、印刷もきれいに仕上がる場面が多いです。


「販促POPの印刷コスト計算|家庭プリントとネット印刷を比較」を参考に一度コスト計算してみるのも良いと思います。

ネット印刷の価格比較でよくある比較ミス

チェックリスト(ここだけ押さえればOK)

  • 用紙名と厚み(90K/135K)とサイズ(A4/A3)が揃っているか
  • 税込か税抜か、送料込みの総額になっているか(分納は別)
  • 納期の基準(営業日)を見落としていないか

印刷通販を料金以外で選ぶ最低限のポイント

価格が拮抗したときだけ、最低限の確認で十分です。
入稿テンプレがあるか、加工オプション(ラミやPP加工相当など)が必要な時に対応しているか。
特に加工の必要がなければ、販促POPに限って言えば単純に価格で決めて問題ありません。

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