POP(ポップ)を制作する時にデザインを気にする方は多いと思うのですがその時の原稿ってどうしてますか?
基本的にはまずメーカーからの商品案内やメーカーHPなどを見て、商品の基本的なスペックや特徴などを把握すると思います。
その際に記載されている特徴などをそのままPOPデザインするのではなく、【言い換え】のテクニックを駆使して、よりユーザーに響く、売れるPOPに変えていきましょう。
商品の仕様・特徴を“出来る”ことに言い換える
よくメーカー説明にある仕様も言い換えるだけで劇的に変わります。
想像力の働く勘の良いユーザーであれば商品の仕様などを見て、どう便利なのかを想像してくれて商品に魅力を感じてくれます。
ただPOPを制作する時の前提として、『言わなくても想像できるだろう』は想像できないと考えること。
商品を実際に使っていてこれって便利でしょ?ということを実際に書いてあげることによって、ユーザーがよりその商品を使っている自分を想像でき、興味の持ち方が一気に変わります。
特にユーザーが過去に実際不便と一度でも考えたことがあるようであれば文句なしで食いついてくれます。
よく見かける仕様ですが、よりリアルに使っていて便利な点を書いてあげた方が良いですね。
具体的な使用目的を言うことでよりリアルに想像させることができます。
考え方としては、この機能・スペックがあれば『何ができる?』 『こうなった時便利だな』 『こんな悩みを解決できる』と具体的にしていく事です。
スペック上の数値や機能ではなく、ユーザーの実体験・容易に想像できる体験に置き換えていく事が重要です。
数字も場合によっては言い換える
割引の表記の仕方も色々ありますが、場合によって言い換えていきましょう。
例えば500円のものをセールで250円にしたとき
- 250円off
- 50%off
- 半額
表記の仕方も色々あります。
250円off半額と書くより半額(50%off)と書いた方がユーザーの目を引くと思いませんか?
逆に10,000円のものを8,500円で売る場合
- 1,500円off
- 15%off
であれば1,500円offのほうが大きく見えませんか?
ちょっとした感覚の問題ですが、与える印象としてはすごく大事な表記の言い換えです。
ちなみに、例1の500円を250円にした時ですが可能であれば『価格を500円のままにして1個買うと2個目は無料』などのように無料というキーワードを含めることができればより効果が高いです。
なんだかんだと無料というキーワードはキラーワードです。
単純な数字の言い換えだけではなく、無料というキラーワードを使えるように販売方法そのものを変換できれば尚良しです。
最初はなかなか言い換えがうまくできなくても、普段からPOPを見かけたりメーカー情報を見たときなどに言い換える癖をつけると次第と出来るようになります。
何か見るたびに「と言うことは?」を口癖にして考えるようにしてみましょう。
もちろん考えた言い換えフレーズはしっかりメモを取るようにして、ストックも増やしていきましょう。